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2009.10.03 (Sat)

4.5.コード進行

メドレーの核となるつなぎにおいて、最も重要なもののひとつがコード進行です。

自然なつなぎにするには、普通の音楽でもあり得るコード進行にすることが必要です。

普通の音楽をパートごとに分類すると、イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、間奏、コーダなどになります。
これらのつなぎめ、例えばAメロ→Bメロ や サビ→間奏 などが、メドレーを作る際にも参考になります。


ニコニコメドレーと普通のメドレーの大きな違いのひとつは、
ニコニコメドレーはサビのみを用いて短時間で次の曲に移ることが多いという点です。

サビが終わって、普通なら間奏に移るところで、またサビになるわけです。
これをいかに自然にするか?が腕の見せ所なのです。



自然なつなぎになるコード進行を考えるために、
コードを分類しましょう。

長調の場合
T(トニック)      : Ⅰ,IIIm,VIm
D(ドミナント)     : V,VIIm(♭5),IIIm
SD(サブドミナント) : IIm,IV,VIm

短調の場合
T(トニック)      : Ⅰm,♭III,♭VI
D(ドミナント)     : Vm,V,♭VII,♭III
SD(サブドミナント) : IIm(♭5),IVm,♭VI


私はこのように分類してます。(作曲者、編曲者によって使い方が違うこともありますが、大体同じです)

T : 曲の性質を決める重要なコード。普通の曲ではこのコードで終わらないとなんかしっくりこない。
D : このコードが出ると、「 次のコードはT 」フラグが立つ。
SD: 曲の雰囲気を変える機能を持ったコード。T→SDのつなぎが強力。


この説明を読んで、頭が痛くなった人は、半年ほどバイエルを聞き続けましょうw理解できるようになると思います。バイエル44番(連弾)がオススメです。



ニコニコメドレーを作る際に重要になるのが、何のコードで始まって、何のコードで終わるか?です。
つまりは、前の曲とどう繋ぐか、後ろの曲とどう繋ぐかです。

話をサビに限定した場合、コード進行はパターンが限られます。
大変乱暴ですが、次の8パターンに分けてしまいました!これに当てはまらない曲は難易度が高いので説明しません!

コード

①~④Tから始まるパターン。
②、④ 頭に2拍~0.5拍の先行する音があることがあります。例:真赤な誓い
③、④ お尻が長く伸びることがあります。例:真赤な誓い

①~④SDから始まるパターン。
⑥、⑧ 頭に2拍~0.5拍の先行する音があることがあります。例:Help me, ERINNNNNN!!
⑦、⑧ お尻が長く伸びることがあります。例:kiss my lips

で、つなぎやすい組み合わせを考えると、


次の曲
 
××
××
××
××



こんな感じです。
◎をつけた組み合わせでも、リズムによってはつなぎにくかったり、
×をつけた組み合わせでも、いろいろとつなぐテクニックはあるので、この表が全てではありません。

繋ぎやすいコード進行のポイントとしては、

・ 前の曲のコードを利用する。
・ D→Tの流れを利用する
・ T→SDの流れを利用する

になります。

このコード進行に加え、メロディとリズムが上手く組み合わさったときはじめて、自然なつなぎになるのです。

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2009.09.27 (Sun)

ニコニコメドレーの作り方(目次)

1.本記事の目的・目標

2.本記事における「自然なつなぎ」の定義

3.ニコニコメドレーの構成要素
 3.1.コンセプト
 3.2.選曲
 3.3.つなぎ

4.つなぎのテクニック
 4.1.テンポ
 4.2.調性
 4.3.メロディー
 4.4.リズム
 4.5.コード進行

5.付録
5.1.音楽の構成要素(初心者向け)

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2009.09.27 (Sun)

5.1.音楽の構成要素(初心者向け)

目次
1.本記事の目的・目標

2.本記事における「自然なつなぎ」の定義

3.ニコニコメドレーの構成要素
 3.1.コンセプト
 3.2.選曲
 3.3.つなぎ

4.つなぎのテクニック
 4.1.テンポ
 4.2.調性
 4.3.メロディー
 4.4.リズム
 4.5.コード進行



音楽の構成要素ってなんでしょうか?
そもそも、音楽ってなんでしょうか?

いろいろな解釈があると思いますが、音波(空気の振動)を題材にした芸術が音楽であると私は考えています。
つまり、音波を用いて何かを表現すれば、それが音楽なのです。

たとえ音波を出さないという表現も、音波を利用していることになりますから、音楽です。ジョン・ケージ氏の4分33秒は有名ですが、これ以外にも映画やゲームなどで突然BGMが消える、とかも音波を利用した芸術ですから、音楽です。
楽譜には、音を出す指示をする音符と、音を出さない指示をする休符があり、どちらも同じ価値を持っています。[1]


音波が出ていたり、出ていなかったりすることで、何かを表現するものが音楽ですが、
音楽の当面の目的は、聞き手を感動させることです。
セミの鳴き声はセミのメスを惹きつける力がありますが、セミの鳴き声が嫌いな人にはただの騒音です。
セミの鳴き声が嫌いな人にとっては、なぜあのうるさいダミ声にセミのメスが惹かれるのか理解できませんが、セミにとってはそんなの知ったこっちゃ無いという感じでしょう。お前ら人間に聞かせるために鳴いてるんじゃないよって思ってるかもしれません。

じゃあ、人間に聞かせるためにセミが鳴いたとしたらどうなるか?
ミンミンゼミの美しい音色に、繊細なアブラゼミのギターと荒々しいクマゼミのベース。ツクツクボウシのリズムが合わさって・・・

つまり、人間に聞かせようと思ったら、音楽とをさらに分析しないといけないのです。
そうしないと、セミ好きの人間以外には受け入れられないのです。

では、音楽を分析してみましょう。
これは、いろんな解釈があるので、正解はありませんが、一般的にこうであると言われ、多くの人が共有している考え方があります。

・ メロディ
・ リズム
・ ハーモニー

に分解するのです。一般の人に受け入れられるには、どれも欠けてはいけません。
ニコニコメドレーに限らず、音楽を作る際は、この3点をしっかりと考えることです。


前置きが非常に長くなりましたが・・・メドレーを作る際の注意点を説明していきます。

●メロディは、とにかくちゃんと耳コピをすることですね。主旋律の耳コピミスは致命的です。それだけで作者の音楽能力全てを低く見られ、他にどれだけ良い点があっても全否定されることもあります。
他の作者が作ったメドレーにはメロディにアレンジが加わっていることが多いので注意が必要です。
メドレーのイメージでコピーしたら原曲と異なっていたってことがあります。
(逆に原曲聴いて正しい耳コピしたのに間違ってると言う輩がいて困る・・・ボソ)

●リズムは私も苦手で、通ってる大人のピアノ教室の先生によく怒られるのですが、言われるのが、強拍と弱拍が区別できていないということです。
スネアドラムやハイハットシンバルがずっと同じ強さで叩いているとか、キメの箇所でもないのにクラッシュシンバルを鳴らしまくったりは禁物です。

●ハーモニーは、ベースとコードに分けられることが多いです。
メロディに比べて耳コピが難しいですが、幾つかテクニックと言うかやりやすい手順があります。
・まず、波形編集ソフトでピッチを変えたりして、ベースの音を強調し、ベースの音をとります。
・ベースが凝っているか凝っていないかを判断します。
・ベースが凝っていなければ、そのベースをルートに持つコードが正解の事が多いです。
・ベースが凝っている場合は、片っ端からコードを検証したり、その作曲家の別の曲を参考にしたりします。
あと、無理に裏に曲を流して不協和音になっているメドレーを耳にすることがあります。
ちゃんとハモリに入っているかを検討しましょう。
せめて、アボイドノートくらいは避けましょう。

コードやアボイドノートについては、参考文献[2]を挙げておくので勉強しましょう。ネット上にも有益な記事がたくさんあります。

上に挙げた、音楽の構成要素:メロディ・リズム・ハーモニー全てを適切なバランスで配合して初めて人間にとって心地よい音楽になるのです。どんなバランスにするのが良いかは、聞かせたい人が聴いている音楽にあわせるのが良いでしょう。演歌好きのオヤジにバリバリのトランスを聞かせても拒絶されるだけです。

とにかく、聴く人がいて初めて伝える喜びがあるのだということを忘れないで欲しいと思います。

参考文献
[1]全訳バイエルピアノ教則本 ISBN4-11-101020-2
[2]実用ジャズ・アレンジメント ISBN4-8456-1122-8
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2009.09.05 (Sat)

4.1.テンポ

いろいろな曲をつないでいくニコニコメドレーにおいて、テンポの調整というのは避けられない課題です。
曲数が少ないメドレーでも20曲はあるので、全部の曲がもともと同じテンポであるという奇跡的な状況はまずないでしょう。

人間の耳と脳って不思議なもので、今聴いている音楽のBPMが1でも変わったら気づきます。
でも、原曲のテンポをBPM10変えたところで気づかない場合もあるんです。
(ひょとしたら原曲より速い・・・?程度にしか感じられない場合もあります)

この事実から導き出されることは、

原曲のテンポを無視してでも、メドレー内でテンポを統一したほうが、「自然なつなぎ」になる

と言うことです。

もちろん、原曲の作曲者は、さまざまなことを考慮して原曲のテンポを決めたわけですから、原曲がそのテンポであったということまで忘れてしまってはいけません。あくまでも、テンポを変えるアレンジをしているという認識は必要です。


さて、次の問題はテンポをBPMいくつに統一するかということです。

参考までに、
ニコニコ動画中毒の方へ贈る一曲177
組曲『ニコニコ動画』180
ニコニコ動画物語.wav196, 170, 188, 180, 90
ニコ的快速組曲200
ニコニコ高速メドレー316
華麗な組曲133
※値は筆者独自の調査によるもので、正確な値でない場合があります。

こんな感じです。ニコニコ動画物語.wavは、いくつかの部分に分かれていて、部分間ではテンポは異なりますが、部分内ではテンポは統一されています。
また、ニコニコメドレーによくある中盤付近の「バラードタイム」は、テンポを変える場合と変えない場合があります。テンポを変える場合、これを利用して、BPM180→BPM90→BPM190みたいにして、終盤に向けてテンションを上げていく。なんて使い方も考えられます。

他のメドレーなどもみると、大体BPM180前後が多いみたいです。この辺を狙うと、万人ウケするんじゃないかなと思います。

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2009.09.05 (Sat)

3.2.選曲

ニコニコメドレーの重要要素、選曲です。

でもまぁ、ここはコンセプトに沿った選曲が行われるので、特にああしろ、こうしろということは言えません。

ただ、視聴者層の分析はあってもいいんじゃないかなと思います。

つい最近まで、左の図のような構造で、自分の目指すべきところは、いろいろな視聴者が共通して知っている曲だと思っていたのですが、どうもそれは間違いだったようです

実際は右図のような構造で、視聴者が共通して知っている曲と言うのはあまりないんじゃないかなと思います。(例えば、ボカロで100万再生を超える作品でも、全く知らない人がいたり、アニメMADでシリーズ合計100万再生を超える作品でも全く知らない人がいたり、超々有名な曲が、実は原曲をちゃんと聴いたことが無い人が多かったり・・・)
aaaaa.gif


ということで、自分が目指すべきは、範囲を広げる方向なのかなと。中心の向かう先はコンセプトによって変わりますが。
どんな選曲をしても、「こんな曲知らない」と言う視聴者さんは出てきます。これだけニコ動が広いんだ、仕方ないね。


あと、余計なおせっかいになるかもしれませんが、自分の好きな曲を選んで欲しいなと思います。
ニコニコメドレーを作っても、報酬はお金ではありません。ファン作品というのは愛のためだけに作るものです
「人気があるから」というだけで自分のあまり好きじゃない曲を入れるのは、人気へのタダ乗りに過ぎません。それに、自分の好きな曲を入れないと作っていても楽しくないでしょうね。

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